中古住宅のリノベーションを考えている方へ伝えたい、リノベーションの進めかた

中古住宅を購入してフルリノベーションをした経験を通して、わかったことをまとめました。リノベーションを検討している、大体の流れを把握したいというリノベーション初心者の方は参考にしてみてください。

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初心者のためのリノベーションの進めかた

1. 場所を決める

まず、引っ越したい動機を探し、それに合った場所を探します。
もし、子供が居れば、子育て環境が充実した地域がいいと思いますし、DINKSであれば、2人の仕事場に近い地域を選ぶ、など。
場所を決める時は、これは譲れない!というような条件が出てきますので、自分の中で優先順位を付けておくことが大切です。

2. 予算を決める

土地と住宅の予算を決めておいても、すぐに予算オーバーになってしまいがちです。いい物件を探すとキリがありません。
自分の貯金や年収から、借りられる金額も決まってきますので、その辺りのバランスを考慮しつつ予算を決めます。

3. 物件を探す

物件探しは、インターネットが便利です。SUUMO、アットホームなどが有名です。
ここで重要なのは、実はインターネットに掲載されていない物件が世の中にはたくさんあるということ。
正確には、掲載される前に決まってしまう物件があるということです。
これを探すには、不動産会社に依頼をして信頼関係を築いておく必要があります。

4. ローンを組む

ローンを組むには条件があります。例えば、再建築不可物件であったり、40平米以下の土地であったり、借地権付だった場合には、借りづらいです。

探していた物件でローンが借りられるかは、不動産会社の担当者にチェックが必要です。
ネット銀行は金利が安いですが、その分、審査は厳しめでした。

5. リノベーション会社を決める

リノベーション料金もローンに組み込みたい場合は、ローンを組むと同時にリノベーション会社を決めておく必要があります。ここは同時進行なので、一緒に手続きをしてくれる不動産会社を選ぶのが良いかと思います。

リノベーション会社を選ぶのはとても大変ですが、出来るならば、3社ほどに見積もりを取ると比較ができ、後で後悔しにくいと思います。

注意が必要なのは、「ただ安いというだけで会社を選ばない」ということです。自分の話を聞いてくれ、やりたいリノベーションを叶えてくれる会社であれば、少し高くても選んだほうが結果的に満足できるかなと思いました。

リノベーションで気をつけること

リノベーションも、見積もりよりも高くなると見越して予算を組んでおいたほうが良いと思います。

中古で購入した自分の家に、まさかシロアリが居るはずはないと誰もが思うかもしれませんが、古い物件は要注意です。
私もシロアリ被害の形跡が見つかりました。しかし、瑕疵担保責任というものがあり、売り主の負担で修繕をすることができました。床下を剥がしてリノベーションをしないかぎり、見つからなかった被害なので、住宅の床下もリノベーションのタイミングで確認することをおすすめします。

リノベーションを終えてみて

リノベーションは、新築ではありませんので、10割満足はかなり難しいと思います。
8割満足できたのなら大成功だと思います。

もし、みなさんが中古住宅を購入してリノベーションを行おうと考えているのであれば、住宅に関するセミナーを受けることをおすすめします。

税金の控除が受けられる条件があったり、住宅の購入には、知っていると得する情報が多くあるので、知識を増やしておいて損は無いと思います。

リノベーションはとても楽しい!

新築ではありませんが、内装や設備を自分の好きなように選ぶことができるので、ほぼ新築に近い状態で住むことができます。

中古物件なので、壁を壊す、水回りを移動させるなど、決めることが多くて大変ですが、職人さんと一緒に作り上げた家は、なんとも言えない愛着が生まれます。

新築だけではなく、リノベーションも視野に入れてみると楽しみが広がると思います。

もっと詳しい情報は、中古住宅を購入&フルリノベーションしてわかったことまとめを御覧ください。

濃紺ピッチャー / 中野正之

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Web関連企業に務める傍ら「デザインと楽しい休日」をテーマにブログを書いている。
30代半ば、古い小さな中古住宅を購入し、フルリノベーションをした経験を、同世代で同じように家の購入を考えている方の参考になるように、自身の経験をブログで公開している。
濃紺ピッチャー | 中古住宅リノベーション