「介護リフォーム」と「バリアフリーリフォーム」を混同してはいけません!
「介護リフォーム」って介護される人のための助けになるリフォームをすることと思っていませんか?それは「介護リフォーム」ではなく「バリアフリーリフォーム」です。
「介護リフォーム」は介護される側もそうですが介護する側の問題点の解決もしなければ成り立ちません。介護される人の自立を支援しつつ、介護する自分たちの苦労・ストレスもそのリフォームによって解消されることが大きな目的でもあります。
今では3世帯に1世帯は高齢者が住んでいる住宅という統計があります。また3人に1人が高齢者の世の中になるともされています。介護する人がいなくても、いつ何時と考えると、老後のライフステージを見据えたリフォームをするのならば介護の要素を含んだものにするのがお勧めです。
介護する人、される人、双方に快適なリフォームを。
- 自立のための介護リフォーム
- 老後を考えたリフォーム
PROFILE
70代の親世帯と30代の子世帯の5人家族。
すでに介護が必要な状態であるが、できるだけ自立した生活を送るため、1階部分のリフォームを決意。
転倒などの家庭内事故を防ぎ、支援者にも使いやすい環境に作り替えるプランを検討中。
リフォームの改善ポイント!
- 被介護者の部屋はリビングに隣接するように
- ポータブルトイレは使用せず新たに併設させる
- 浴室・脱衣所・トイレまでの「段差」と「暖差」を設けない
- 浴室・脱衣所・トイレには支援する人のスペースも設ける
- 車椅子を利用していなくても利用することを想定しておくのが理想です
PROFILE
50代-60代の夫婦2人。
築20年経った2階建ての持家。
子ども達はすでに親元を離れて独立している。
将来、夫婦同士での介護となることも見据えて、リフォームを検討中。
リフォームするにあたり押さえておきたい事
- 可能な限り1階だけで事が足りるように設計する
- 出入り口や通路はできるだけ広く、段差はなくす
- できるだけ廊下・通路を作らず間取りをコンパクトに
- 脱衣室やトイレには是非暖房を入れておきたい