工事の担当者
水野 (みずの)
[メンテナンス担当 ]
弊社ガレージプランでお困り事で多いのが『ガレージパネルが10㎝程し上がらないから車が出せない!』です。その時どのようにして車を出すのか?また、何を交換すれば良いのか?を工事日誌にまとめましたのでご覧ください。
数多くのガレージパネルがございます。弊社取扱のガレージになります。
ガレージパネルが10㎝しか上がらない!
1枚目の写真の様に朝ガレージを動かして出勤!という時がございます。こちらはトーションバーというバネ切れもしくは、モータの不具合が考えられます。ほとんどの原因はトーションバー(天井付近の物干し竿みたいな)のバネ切れが原因であります。
ガレージパネルはトーションバーのバネの力とモータの力を併用してガレージパネルを持ち上げています。トーションバーの中のバネが切れてしまうと力不足でパネルが10㎝程しか上がらないという事になります。
車を出す時には・・・・閉まっている状態で2枚目の写真赤いヒモをガレージパネル側に引っ張るとレール内で連結がはずれます。外れた状態でガレージパネル本体を持ちあげるとガレージパネルが開いた状態になります。バネが切れると大変重たいですが、大人二人では楽に持ち上がります。上がった時には脚立などでガレージパネルが下がらないように固定すれば車が出し入れ可能になります。
トーションバーの交換
写真1枚目はトーションバーの両端に付いている金具をはずしている写真になります。2枚目は取り外した状況になります。トーションバーの中には心棒とバネが2個入っており、経年劣化でバネが切れるためこのトーションバーを取替しております。
作業時間は1~2時間を目安にして頂ければと思います。
トーションバーの交換
トーションバーを交換すると両端の金具も新品に取替致します。金具取付後はバネを巻くという作業になります。新しい両端の金具にレンチ等を使用してトーションバーの中にあるバネを巻いていきます。巻回数によってバネの強さが変わるので適正回数にて巻きます。
最後は可動の確認になります。バネが正しく巻いてあれば片手でもガレージパネルは上下に動かせる事ができます。また、最初に説明した赤いヒモのところをロックするとモータでの可動も可能になります。また、ご使用年数等によってモータも一部調整致します。ガレージパネルの停止位置なんですが、バネが古い状態から新品の強い状態になったので調整し完了になります。
今回はトーションバー取替のメンテナンス工事日誌として記載させて頂きました。ガレージパネルが10~20㎝程しか上がらない原因の多くがトーションバーのバネ切れになります。冬場の寒い時期などは金属が固くなりバネ切れが発生する時期になりますので事前交換割引等もありますので是非ご利用ください。