建物は今年の春に完成したばかりの新築住宅。

全く手つかずの新築物件なので、工事範囲外の養生（保護）には気を遣いますね。

外部の写真は、建物の入隅部分に物干しスペースを増築します。

内部の写真は、リビングの天井上に収納スペースを増設する計画です。

新しい建物なので設計資料も完備されているので、施工は安心。

しかし新築なので色んな意味で気を遣います。

建物は長期優良住宅認定物件なので、増築・改装も更に再度申請。

もちろん新築仕様に基づいた設計内容で臨みます。

写真は基礎下の砕石と基礎配筋の途中。

基礎の内部はコンクリート内のものなので、工程毎に写真撮りが必要なのです。

もちろん写真はスケールアップし、鉄筋のサイズや施工間隔も記録。

この時期は天候が良いのがありがたい。。。

基礎工事もサクサク進みました。

基礎ベースも完了し、布基礎の型枠組みと脱枠後の記録です。

もちろん基礎コンクリート打設からの養生（硬化）期間も当社基準に基づいています。

脱枠後の基礎表面のお肌はツルツルで一安心。

基礎工事中は内部の収納スペース増設のための解体工事も進行中。

リビング天井を解体し、天井躯体の撤去もおこなっていました。

写真は天井解体後の全景と２階寝室からの開口部分。

なにせモノが新品住宅なので、一番解体には気を遣いました。

「床にモノ落とさないでね～！壁傷付けないでね～！！」

基礎工事といえばいよいよ終盤。

増築部分の防蟻処理をおこない、内土間の打設。

これで基礎工事は完了しました。

天候が大変良くて施工中の降雨は一切ナシ！

雨が降っても品質に影響こそありませんが、工程が変わらない事こそ我々工事マンにとっては楽なのですョ！

基礎工事も終わったので、今度は建方の準備。

足場を組んで、瓦と外壁の撤去などなど。。。

最終的には解体する足場ですが、これって結構施工品質が要求されているのです。

作業をおこなうための仮設ですが、この設置次第で建築の作業性と安全性に大きく影響します。

ちなみにこの工事店さんは、資材ステージまで設置、「このほうが皆さん仕事し易いじゃん。」ですと。粋だね！

増築部分の建方は規模が小さいのでサクッと１日半で完了。

いつもお世話になっている建方工事店さんは、慣れた作業。

リビング天井も細い天井材から太い床根太へ変更しました。

当社のリフォーム部門には、新築の構造設計経験者も居ますので、途中経過も２重チェック！

このように作業分担こそしていますが、構造関連は設計担当も現場に足を運びます。

もちろん構造がらみの物件は躯体の検査担当も厳しい検査をおこないますので３重チェックですね。

外装作業工程は写真記録がなく残念。

屋根・外壁・基礎塗装も完了しました。

写真は全景と基礎部分のジョイント部分です。

この接続部分は当社のコダワリで、新旧接続による将来の劣化対策もしっかりおこないます。

コンクリートは伸縮しますので、ひび割れの防止対策もおこなっています！

増築の物干しスペースの大工工事、内装工事も完了。

新築工事でお世話になってる工事店さんの仕事なので、施工もお手の物。

天井部分に設置した点検口は、後のメンテナンスにも寄与します。

綺麗に仕上げるだけではなく、将来に備えた点検やメンテナンス対策も大事なのです。

おっと、物干し金物施工位置の指示マークはご愛嬌。

増設の収納スペースの大工工事、内装工事も完了。

もともと容量の大きい小屋裏の空間を有効利用。

写真は寝室だった壁に開口部を作り、収納スペースへ。

天井には構造梁こそありますが６畳間のスペースが増設されました。

収納と言うにはもったいないくらい、天井・壁はクロス仕上げと床はフローリング仕様。

う～！趣味専用部屋に僕も欲しいなぁ。

新品天井を解体し、構造が表しになっていたリビング天井も、大工・内装全て完了。

はい、元通り！完全復旧。

下の写真は収納スペースの壁に設置した点検口。

収納増設に伴い、小屋裏の侵入できない空間ができたので、これも将来のメンテナンスに備えた装備です。

私たちは意匠面の提案もしかりですが、基本性能や将来必要となるメンテナンス性能もしっかり提案させていただきます。

今回のレポートはこれで終了。

工事に携わっていただいた工事店さん！お疲れ様でした！