芝生の張り方・芝張りは春と秋が張り時!
芝生の張り時はいつ?その理由について
芝生はいつ張るのが最適かといいますと、春と秋です!季節別にみていきましょう。
- これから芝生が成長していく春は(3~5月)芝張りに最も適しています。
- 夏は乾燥しがちなので水やりを適切にしないと枯れてしまう場合があります。
- 秋(9~10月初旬)の時期は、芝生も順調に育ちますので芝張りの時期に向いているといえます。
- 冬は成長が止まる時期なので張らない方が無難です。
秋以降に芝張りをする場合は、完全に芝が土に根付いていない状態で冬を迎ることになりますが、根や茎は休眠しているだけなので、春になれば新芽を出してくれます。
また、芝が土に根付ていない時期は、なるべく芝生の上を歩かないようにしましょう。
芝張りの方法
大きく分けると2つあります。
- 長方形にカットされたマット芝を敷いていく方法
- 種を直接まく方法
種から育てるのは水やりや芝刈りなどの管理があり素人では難しいです。マット芝を敷いていく方法が、仕上がりも早く育てやすいのでお薦めです。
芝生の種類(日本芝と西洋芝)
また、芝生には大きく分けて日本芝と西洋芝があります。
日本芝
日本の気候に適している為、比較的育てやすく、DIYで芝生の庭を作りたい方にはお勧めです。ただ、冬期間は枯れた状態になりますし寒冷地には適していません。
西洋芝
冬期間も緑を保つ品種もあり一年中緑の芝生を楽しめます。
日本芝より多くの刈り込み作業が必要で、メンテナンスに手間がかかります。こまめに管理・手入れできる方にはおすすめです。
次に、マット芝の張り方はいくつか種類がありますので、それぞれの張り方(植え方)の特徴を紹介します。
芝生の張り方の種類
ベタ張り(全面張り)
べた張りとは芝生を隙間無く並べる貼り方です。単純に芝生を並べるだけなので、一番簡単な貼り方で、すぐに芝生を楽しみたい方にお薦めの方法です。
この貼り方のポイントは目地が十字にならないよう、1列敷いたら次の列は半分ずらして、タイル状になるように敷いていくことです。
ただ、欠点としては芝生がたくさん必要なので費用がかかることです。
目地張り
目地張りとは芝生の間隔を3〜5cmくらいあけて張っていく貼り方です。敷いた直後は隙間から土が見えるので中途半端な見た目になりますが、芝生が育つとこの隙間はすぐに無くなります。
べた張りにくらべると使用する芝生が3分の2程度で済むので、安く済ませたい方にお薦めです。
欠点としては、芝生が成長しにくい環境の場合は、きれいな芝生になるのに、時間がかかることです。
市松張り
市松張りとは碁盤の目を1つ飛ばしで埋めていくように、芝生をマットの大きさ分だけ間隔をあけて芝を張っていくいわゆる「市松模様」の貼り方です。敷いた直後は、地面の半分しか芝生ではないのですが、芝生が生育するに連れ、隙間を徐々に埋めていき全面が芝生になります。
目地が芝生になるまで時間がかかり、雑草対策にも手間がかかりますが、必要な芝の量が少ないので経済的です。
悪い芝生の張り方:十文字張り
目地が十文字になるように張ると、雨が降った時に目地に沿って雨水が流れ、目土が流されやすくなります。せっかく根付いてきた芝生が剥がれてしまう原因にもなりますので、このような貼り方は避けましょう。
芝張り後の作業
目土
芝生を張り終わった後には目土を入れます。ホームセンターなどに「芝の目土」として販売されています。ただし、目土によっては採取したところの雑草の種が混じっていて、逆に雑草だらけになる場合もあるので、販売店に焼土処理してあるか確認しましょう。
目土の入れ方
- 芝生と芝生のつなぎ目(目地)がしっかりと目土で隠れるようにします。目地の高さが芝の高さと同じになるくらい、目土を入れます。
- その後、全体が均等になるように、レーキやホウキを使って芝の目土を芝全体に広げます。
- その後は芝生が床土と密着するように、スコップの背で転圧を行なうか、板の上から足で踏み固めます。※目土をかけ、転圧するのは、芝が床土に定着するのに欠かせない作業です。
散水
目土作業の後は、芝生の根まで水が届くようにたっぷりと水を撒きます。
散水のポイント
- 散水を行う場合は、床土が湿るくらいまでしっかりと水を与えてください。
- 張ったばかりの芝は乾燥しやすいため、水管理がポイントとなります。季節にもよりますが、2週間位は芝生を乾燥させないように、散水を行ってください。
- 根付くまでの間はなるべく芝生の上を歩かないように注意しましょう。