住宅リフォームにもローンを活用
自宅の築年数が長くなると、リフォームを検討する場面も出てきます。しかし、意外と高額なリフォーム費用。賢くローンを活用したいところです。
リフォーム計画が狂った?!にならないように
リフォームを検討したある家庭の例
築約15年の戸建てに暮らす会社員Aさん。子どもが高校生になるため間取り変更などを検討しましたが、外壁の塗り替え工事などの時期と重なってしまいました。両方の工事費用の見積もりは約300万円になり、資金の工面の目途が立たない状態です。
リフォーム費用は、雨漏り防止などの工事だけでも築15年を超えた戸建では1回100万円以上になる例があります。これに間取り変更・浴室やキッチンなどの水回り改装なども含めると、費用は更にかかります。自己資金に余裕がない場合は、ローン利用も考えた方が良いこともあります。
リフォームローンとは
リフォームに使えるローンは意外に多く、「住宅ローン」と「リフォームローン」に分かれます。更にリフォームローンは、担保型と無担保型の2種類に分けられます。読んで字のごとく、担保型は借入れにあたり担保が必要、無担保型は不必要。以下にリフォームローンの特徴をまとめました。
担保 | 借入金 | 金利 | 返済期間 | 手続き | |
---|---|---|---|---|---|
担保型 | 必要 | 多い(500~5000万) | 安い | 長い、最長30~35年 | 複雑(登記費用、印紙代必要)審査に4~7日 |
無担保型 | 不要 | 少ない(50~500万円) | 高い | 短い、最長10~15年 | 簡素(登記費用、印紙代不要)当時に審査結果が出ることも |
長期スパンでゆったり返済できる「担保型」、お手軽な「無担保型」どちらも、メリットデメリットがあります。どちらを使う方が良いのでしょうか?次項で見ていきましょう。
金利差と諸費用差でローンを決めよう
どちらのローンを使う方が良いかは、金利差と諸費用差を比べてみましょう。
一般に借入額が500万円程度なら、無担保型のほうが総費用は少ないと言われています。特に、工事費用が100万円以下の場合、担保型は前述の手続きに20万円ほどかかるので、却って高くついてしまいます。逆に1,000万円を超えると担保型の方が有利な場合が多くなります。
適用金利や借入期間によってどちらが優位か変わるので、慎重に試算してください。
住宅購入時の住宅ローンを返済中の人であれば、借り換えとの組み合わせを検討するのも一つの方法。住宅ローンを借り換えるとき、リフォーム費用も上乗せして借りられる銀行は多いので、借り換えで金利を下げればリフォーム費用と諸費用を加えても、返済負担はほとんど変わらない場合も。
北陸地方の銀行のリフォームローン
北陸地方の銀行の主なリフォームローンを記します。
ご参考にしてください。