初心者必見!リフォームの進め方・全体の流れを分かりやすく解説!
初めてのリフォームは、どのように進めたら悩むポイントです。初心者向けに、リフォームの進め方・工事依頼から工事完了までのポイントを簡単にお話しします。
リフォーム決意~見積依頼まで
家の不満、改善箇所等リフォーム動機、場所を書き出す
「キッチンが使いにくい」「家中が結露する」「雨漏りが発生した」「息子夫婦と同居したい」などリフォームする人によって動機は、さまざまです。リフォーム業者もお客様がなぜリフォームをしたいのかが、1番気になるポイントです。メモ書きでも良いので洗い出しましょう。
家族内で協議して予算を決めましょう
リフォーム業者によっては、部位別(キッチン・浴室・外壁など)によって概算見積金額を公開していることが多いので、おおよその金額を把握しましょう。その後、支払い方法も現金なのか、ローンを組むのかも検討し、上限予算を決めておきましょう。
参考:知っておきたいリフォーム基礎知識。リフォーム費用の目安
依頼先を探す
リフォームの依頼先は、満足のいくリフォームになるか最重要なポイントです。新築を建てた会社へ依頼する場合、新築当時の図面が残っているケースが多く、工法など熟知しているでしょう。
また、知り合いなどでリフォームをした人がいれば、その会社の評判を確認した上で、担当者を紹介してもらうケースも多いようです。
最近では、インターネットなので一括見積を依頼できるサイトもあり、依頼先はさまざまです。水回りのリフォームが得意な会社もあれば、屋根・外壁リフォームが得意なリフォームな会社もあります。
重要なポイントは、2社以上に見積を依頼し、その会社の実績と特徴を把握することです。
参考:知っておきたいリフォーム基礎知識。リフォーム業者の選び方
要望、リフォーム内容を担当者へ伝える
担当者へ内容を伝える場合、必ず打ち合わせした内容を記録しましょう。2社以上に依頼する場合、同じ依頼内容を伝えることで、見積・プレゼン内容が比較しやすいからです。
その際、手書きの図面でも良いので、希望の間取り、色合い、設備メーカーなどを伝えておきましょう。
参考:知っておきたいリフォーム基礎知識。リフォームに利用できる制度
提案内容と営業担当者が信頼できるか見極める
各社から提案内容と見積書をもらったら、比較してみましょう。自分の要望は、見積書・図面に盛り込まれているか、見積書に反映されているかなど、それぞれの資料を比べてみましょう。要望と違っている場合、なぜそうなったのか営業担当者へ問い合わせをしてみましょう。特に間取り変更などは、構造・予算の問題から希望通りにならないケースもあります。
また、参考までに営業担当者が、信頼できるか見極めるポイントを挙げておきます。
- きっちり連絡をもらえる
- 家の知識が豊富
- 過去のリフォーム実績
- 要望以外の事を提案してくれる
参考:リフォーム工事費の見積交渉で気をつけるべきポイント5点
契約~着工まで
契約書を交わす
リフォームを依頼する場合、請負契約を交わす必要があります。契約書は、会社によって書式が異なっているケースがほとんどですが、記載している項目は同じです。また、契約書とセットで工事請負契約約款があります。
- 注文者
- 請負者
- 工事名称
- 工事住所
- 工事期間
- 工事請負金額
- 支払い方法
- 支払い期日
※参考までに一般社団法人住宅推進協議会から標準書式が公開されています。
契約書で注意するべきポイントは、工事期間・工事請負金額・支払いの確認が重要です。工事の完了期日は、要望通りか、工事請負金額は見積書通りになっているかチェックします。支払い方法に関しては、大規模リフォームになれば、前払金、中間金、最終金など3回以上に分けるケースがあります。基本的には、工事の進捗に合わせて支払いをするのがベストでしょう。前払いで全額を要求してくる会社は要注意といえます。(※少額工事は除く)
仕様決め
契約を行ったら、次は、仕様・コーディネートが必要になります。屋根・外壁の柄・色を選んだり、ビニールクロスやフロア材を選びコーディネートしていきます。設備は、メーカーショールームへ出向き、現物を確認しましょう。
営業担当者から工事担当者へ業務引継ぎ
ほとんどのリフォーム会社の場合、工事前に営業担当者から工事担当者へ業務を引き継ぎを行います。その際、現場確認を実施し、工事担当者が材料の手配、施工業者の手配などを実施します。
また、工事担当者が工事予定表を作成し、着工前にお客様へ提出します。ご近所さんへもこのタイミングでご挨拶を行います。大規模リフォームの場合は、仮住まいが必要となるケースもあり、事前に営業担当者へ相談しておきましょう。
工事の着工前に、いる物、いらない物を選別し、断捨離を行いましょう。
工事着工~工事完了まで
工事が始まったら注意すべき点|白蟻の発生の有無
いよいよ工事が開始します。大規模な工事の場合、仮設足場や仮設トイレなどを先行して設置します。その後解体工事へ着手します。解体工事で注意すべき点は、白蟻の発生の有無です。特に浴室・トイレなど既存がタイル仕上げの場合、解体してみたら白蟻が土台を食べていたというケースが珍しくありません。
白蟻は、家にとって大敵なので、必ず駆除し、補強提案をしてくれるか確認しましょう。その際追加費用がかかることが想定されます。
参考:家の大敵シロアリ!シロアリとクロアリの特徴、アリがいるかを自分で見分ける方法
工事が始まったら注意すべき点|現場検査がなされているか
大規模工事の場合、基礎検査、造作検査、配管検査、完成検査など各工程ごとに工事担当が検査しているか確認しましょう。新築と違いリフォームの場合、職方さん任せになりがちな会社が多く、自主検査を行っているかどうかで高い品質が期待できます。
工事が完成したら注意すべき点|実際に使用してみて不具合をチェック
工事が終わったら、引渡しの前に必ず使ってみて動作確認をしましょう。見た目は綺麗でも、扉が床に擦れたり、照明カバーが開かなかったり、排水の流れが悪かったり、間違った工事がされていれば不具合がすぐ分かります。不具合は、すぐ担当者へ改善依頼をしましょう。
引渡し~お支払い
手直しも終わったら、引渡しと支払いを行いましょう。引渡し時のポイントとしては、入居後対応について説明してもらいましょう。不具合が起こった場合の補償内容、期間やアフターフォローの窓口などは確認しておきましょう。