和式トイレから洋式へ改装する場合のポイントと施工事例をご紹介!
今回は、和式トイレのリフォームについて記事にしていきたいと思います。和式トイレは床がタイルで、高さ30cmほどの段差があるケースが多く、高齢者の場合使いにくく、洋式トイレへリフォームを希望されるケースがあります。
洋式トイレの入替と比べても工期は長くなり、工事費用も高くなることがほとんどです。今回の記事では、洋式トイレへリフォームする場合の、工事の流れ・工期、費用の相場、住まいるオスカーが手掛けた施工事例を紹介します。
洋式トイレへ変更する方法
天井・壁・床などを解体して改装する方法と簡易的にウォシュレットを取付する方法があります。快適で使いやすいトイレ空間にする場合は、改装する方をおすすめします。簡易的にウォシュレットを取付けする場合、スワレットなどとウォシュレットを組み合わせて設置することも可能ですが、便座の高さが合わないとケースも多いので、あまりおすすめはしません。
今回の記事では、天井・壁・床などを解体して改装するケースを参考にご説明します。
工事の流れ・工期の目安
上記のような和式トイレを洋式トイレへリフォームする場合のケースで考えてみます。
- お問い合わせ ご相談・現地調査(3週間前)
- プラン・お見積り提出・ご契約(2週間前)
- コーディネート・仕様のご確認(2週間前)
- ご近所へ挨拶(1週間前)
- 解体工事・着工(1日目)
- 配管工事(2日目)
- 造作大工工事(3日目~4日目)
- 内装工事(5日目)
- 設備機器取付工事(6日目)
- クリーニング・完工(6日目)
トイレの大きさにもよりますが、1畳~2畳くらいの大きさであれば、約6日間でリフォームが可能です。工事期間中は、トイレの使用ができなくなるため仮設トイレ(工事現場で使用されている)を用意してもらいましょう。またよくある事例として、解体工事後にシロアリが発見されたり、配管の水漏れが発見されるケースがあるので、見積金額の中にどこまで含まれているか事前に確認をしておきましょう。
工事費用の相場はいくら?
上記に紹介した物件を例に工事費用の相場を把握しましょう。この物件は、1畳分の大きさのリフォームです。
工事内容
- 解体工事:床タイル・壁タイル・天井
- 配管工事:給水・排水配管移設
- 造作工事:床下地工事・壁下地工事・天井下地工事・断熱工事・開口部枠取付・巾木・廻縁取付
- 内装工事:床クッションフロア貼り、壁・天井ビニールクロス仕上げ
- 設備機器:一体型便器取付、アクセサリー(紙巻器・タオル掛け)取付
- クリーニング:清掃及びワックス掛け
工事費用の目安
この物件の場合、TOTO一体型ZJクラスの便器を採用して、40万円(税別)の費用がかかっております。さらに便器をネオレストなどのタンクレスなどの高グレードにする場合は、50万~60万円(税別)ほどの予算で考えておきましょう。
手洗いキャビネットをオプションで設置する場合は、約6万円(税別)で設置も可能です。
参考メーカーサイト
実際の施工事例をピックアップ!
階段下のスペースを有効活用してリフォーム
トイレの設置位置が階段下のスペースの和便器仕様で、空間の広さ状況からご使用の際は大変ご苦労されていました。デッドスペースを有効活用したり、アウトセットの引き戸を採用し、使い勝手を重視したプランです。
押入れがトイレに変身!
大病をされた90歳を超えるお母様の為に、お母様の部屋の押入をトイレに改装しました。部屋の一部がトイレなので、歩行距離も短くて転倒の不安も少しは解消されて、ご家族も安心ですね。
こちらも参考にしてください。トイレリフォーム特集ページ