水漏れがあった時の対処法、水道料金の請求はどうすればいい?
家に水道料金の明細が届き、「いつもより水道料金が高い」と思われた方は、水道管が水漏れしている可能性があります。この記事では、よくある水漏れ事例と水道料金の軽減について紹介します。
水漏れの確認
戸建住宅には、敷地内に水道メーターがあり、水道メーターを確認することで水漏れを判別することができます。
青い矢印の先にコマ(パイロットマーク)とよばれるものがあります。水道の蛇口を開いていると、勢いよくコマが回転します。水道を使用すると水量を量ることができる機器です。水漏れが発生している場合、このコマが少しずつ回転していることがあります。水道料金が高くなったと思われたら、水道を使用していない状態で、コマの動きを確認してみてください。
よくある水漏れ箇所
トイレ(便器のタンク内)
便器のタンクは、通常使用すると水が溜り、ある一定水量で止まる仕組みとなっていますが、水漏れが発生している場合、タンクのパッキン等が傷み、水が便器へ流れ続けているケースがあります。ボールタップやダイヤフラムといった部品が故障している場合、業者へ修理を依頼しましょう。
キッチン・洗面台などの止水栓
キッチンや洗面台などには、止水栓と呼ばれる部品がついており、長年使用しているとパッキン等が傷み、水漏れが発生するケースがあります。手で触診してみて濡れていた場合は、業者へ依頼しましょう。
壁内・土間コンクリート・土の下
住んでいる人のほとんどが気づかないケースが、壁の中や外部土間コンクリートの下での配管の破損です。家の内部で水漏れ箇所が分からない場合は、業者へ調査を依頼しましょう。
ボイラー(給湯器)
ボイラーには、減圧弁や安全弁といった装置がついており、これが故障すると水道が流れっぱなしになります。水漏れの中では比較的多いケースです。ボイラーメーカーへ修理依頼をするか交換を実施してください。
水道料金の軽減について
水漏れが長期間続いていた場合、5万円とか10万円の請求書が届くことがあります。まずは、落ち着いて水道課へ相談してみましょう。市町村によっても異なりますが、地域の指定業者を紹介してもらえる場合があります。まずは、修理を依頼しましょう。
修理後、高額な水道料金は軽減申請をしましょう
富山市の場合
宅地内の給水装置はお客様の所有物であり、お客さまが管理していただく必要があるため、漏水が発生した場合の修理費や高くなった上下水道料金もお客さまのご負担になります。ただし、下記に該当する場合には、申し出をいただくことにより、漏水量の一部を差し引いた水量に認定(料金の減額)することができます。なお、認定水量は、漏水の原因等によって異なります。
【料金が減額となる漏水】
- 水道メーターよりも宅内側の給水装置等の破損や故障など。
- お客様または第三者の故意、過失によるものでないこと。
- 漏水箇所の修理が完了していること。
不完全な漏水修繕(修繕後もパイロットが回転)は対象となりません。
引用:富山市ホームページよりhttp://www.city.toyama.toyama.jp/jogesuidokyoku/ryokinka/ryokingengaku.html
※地域の指定業者であれば、軽減申請を代行してもらえるケースがほとんどです。軽減額については、漏水が発生箇所によって異なり、設備の水漏れの場合、軽減対象にならない場合もあります。