ホームインスペクターが教える雨漏りの発生率が高い部位トップ3
富山県・石川県を中心に住宅診断(ホームインスペクション)を行っております、公認ホームインスペクターの加賀谷です。今回の記事では、住宅の雨漏りについてお話します。
住宅における「外回り」のメンテナンスの重要性
住宅はお手入れをしないと年数の経過に伴って劣化が進んでいきます。とくに外回りは、風雨、紫外線、雪などの影響により、屋根や外壁材などが劣化していきます。10年、20年経過すると、屋根・壁にひび割れや、隙間が発生するケースがあり、補修を実施しないと雨漏りなどにつながるケースがあります。
ホームインスペクションでは、特に雨漏りしていそうな部位のチェックを念入りに確認をしております。
雨漏りの発生率が高い部位トップ3
1位:バルコニー周り
戸建のホームインスペクションを実施する場合、特に最重要視している箇所が、バルコニー周りです。
一般的なバルコニーには、高さ1.1mくらいの壁が立ち上がっていますが、壁のトップにはアルミ製の笠木材が取付してあります。この笠木周りのシーリングが切れることで、雨漏りを発生させてケースが多く、特に注意して検査を実施しています。
また、バルコニーは、排水口周りからの雨漏り発生率が高く、ここも重要なチェックポイントです。
2位:窓まわり
近年の外壁材は窯業系サイディングと呼ばれる外壁材を使用しているお宅が多く、外壁のつなぎ目、サッシと外壁の取り合いには、シーリング材(コーキング)を使用しております。
シーリング自体の耐久目安は、7年~10年ほどとなっています。シーリングの剥がれや、ひび割れなどの劣化が発生すると、漏水の原因になります。
3位:瓦の割れ・ズレ・なんばん崩れ
20年以上経過してる瓦は、長年の風雨により瓦が割れたり、左右にずれたりすることがあります。割れた箇所などから雨水が侵入し、防水紙などの隙間から野地板を腐らせたり、室内へ侵入するケースがあります。
ホームインスペクションの依頼方法
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