庭木の冬囲い!低木、バラ、ツツジ、ムシロ・シート使用の冬囲いと、高木の雪吊り方法を紹介

今回のブログでは、積雪の多い地方には欠かせない「冬囲い」のポイントについて紹介したいと思います。

日本では古来より大切な庭木を雪害から守るための工夫が行われてきました。

庭木の種類によっても方法が異なりますので、今回は多くのご家庭内で代表的な「低木、バラ、ツツジ」そして「ムシロやシートを使用した冬囲い」と「高木の雪吊り方法」についても一緒に紹介していきます。

冬囲いとは?

まず始めに冬囲いの目的や、必要性について考えてみます。

冬囲いは主に次のような目的で行われてきました。特に松等の針葉樹類・常緑樹は冬季の樹形や景観・光景を楽しむ要素もありますので、雪吊りも匠の技として伝えられています。

  • 雪の重みから樹木を守る。
  • 寒さから樹木を守る。
  • 冬季の景観を楽しむ。

冬囲いのポイントで気をつけたいことは、樹木の性質つまり落葉樹と常緑樹では冬囲いの方法も違ってきます。覚えておいてくださいね。

次に実際の冬囲いの方法です。

低木の冬囲い

中低木のツツジを例として冬囲いをします。

■使用する材料

  • 根曲がり竹
  • カラー銅管
  • その他(剪定鋏、用途によりムシロ等)

写真のような玄関前の低木はニか所ぐらい胴巻きした後、根曲がり竹三本仕立てで仕立てると良いでしょう。

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バラの冬囲い

バラの種類により寒さに弱いものから耐寒性のものまでいろいろありますので、それに応じた対応をしましょう。

■初冬の仮剪定

これは必ずしも必要ではありませんが、冬の本剪定に向けての準備といえます。

病弱枝や虫食い枝、枯れたり老化した枝、交差したり曲がった枝、細い余計な枝等を元から切ったり、葉を落したりします。

しかし、強く剪定することはやめます。シバレ(氷つく寒さ)から剪定した枝数センチがやられることがしばし見受けられたりします。

■圧雪による折れや寒さから樹木を守る

では、次に冬囲いの手順です。

  • バラを2箇所ぐらい巻き曲がり竹を3本程で仕立てます。

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  • ムシロをかけた所。

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ツツジの冬囲い

■中高木の冬囲い

この場合の冬囲いは、雪の重みで枝が広がるのと、斜めに曲がりやすいので、胴まわしを下と上、2から3箇所ぐらい縛ります。その後根曲がり竹4本で、4段タワーで縛りあげるとよいでしょう。

 

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広い円状の場合は、根曲がり竹8本を使います。

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ムシロやシートを用いた冬囲い

次の写真は上に積もる雪を避けるために、上部のみシートをかけたものです。

また、ムシロやシートはそんなに多用する必要はないと思います。たとえばバラとか幼木とか苗木を移植した場合とかに使うぐらいにします。

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高木の雪吊り方法

松等の常緑樹は冬季間でも青々として景観を楽しむことができます。低い松は竹を用いますが、高木はやはり雪吊りとなります。

その美しさも価値を高めるひとつといえます。

雪吊りでの縄縛りは、もやい結び又はうのくび結びでしばります。雪吊りの先端は、からみ止め、頭飾り、わらぼっちで決めます。大きな樹木は丸太を柱に使い、小さなものは竹を使うと良いでしょう。

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木の高さと柱の長さの比率は、樹高の1.5倍にします。吊り縄の本数は吊る枝の数になりますが、普通は八本から二十本ぐらいでしょう。雪の多い所は数を多くしたほうが効果的です。

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いかがでしたか?お困りの方は是非参考にしてくださいね!