小さな家に住み替え。減築リフォームのすすめ

子ども達が成人して巣立っていくと、これまで住んでいた自宅が広く感じることも。こうした場合、自宅を小さくリフォームして小回りの利く暮らしにするのも、おススメです。

減築リフォームとは

子育てが終わり、子どもが巣立っていくと以前はちょうど良い広さだと感じていた自宅が大きく感じられます。また、使わなくなった部屋の掃除やメンテナンスが、負担に感じることも。こうした場合に、2階建てを1階建て(平屋)にするなど家を小さくすることを、「減築リフォーム」と言います。

ちなみに、筆者が大学生だった90年代前半、一般家庭の2階の1室に下宿している友人が何人かいました。1つの活用方法ですが、利用した最後の世代だったのかもしれません。

住まいるオスカーでは、定年後などのシニアライフに合わせたリフォーム提案もいたします。詳しくは、こちら「リ・スタイル」ページをご覧ください。

減築リフォームのメリット

住まいがコンパクトになることで、生じるメリットを紹介します。

1. 掃除やメンテナンスの負担が減る

部屋は使わなくても、定期的な掃除やメンテナンスは必要。そのうち帰ってくるかもと思い、子どもの就職・結婚で年月が経つと親も年齢を重ね、手入れが負担になることも。そういった部屋を思い切ってなくすことで、精神的や金銭的な負担が解消されます。

建物の床面積を減らす減築をした場合、室内の移動がしやすく、掃除の手間はもちろん、光熱費も下がります。

2. 自宅のスリム化で耐震性が向上

減築の方法によりますが、自宅を2階建てから1階建てにした場合、建物自体の自重が減り、耐震性を向上させられます。また、2階の部屋数を減らす減築の場合は、1階への負担が少なくなりこちらも耐震性が上がります。

最近は、耐震診断や補強工事を行うことで、自治体から助成金制度が受けることができる地域が多くなっています。これらをリフォーム費用に充てることができるため、予算面が不安な方は、お住いの地域の情報を一度確認してみてはいかがでしょうか。

3. 生活導線がコンパクトに

自宅がコンパクトになることで、生活導線も短くなります。特に1階から2階へ上がる動作が減ると、高齢になった際の負担が少ないです。そして、非常時にもすぐ外に出られるので、災害時に避難がしやすいです。

4. 余った空間を有効活用

減築で余ったスペースを庭やテラス、吹き抜けにするなど有効活用。子どもと住むことを前提とした自宅から、夫婦で楽しむものへ。

減築リフォームの注意点

ここでは、「減築」と合わせて必要なリフォームを紹介します。
1、シロアリ予防工事
2、柱などの耐震補強工事
3、断熱リフォーム

住まいるOSCARには、「平屋へ減築プラン」があります。勿論、前述のリフォームも提案しているので、お気軽にご連絡ください。

住まいるOSCAR コンパクトリフォーム 平屋へ減築プラン

北陸地方の持ち家率は高く、また一軒一軒が広いです。大切な自宅だからこそ、長く住み続けるために、変化を受け入れることも大切ですね。