手間のかかりにくい家の庭を作る方法

庭のある一戸建は、それだけで優雅な感じがします。四季折々の花が咲き、家族でのんびりすごせる場所。しかしそれを継続するには、お手入れが必要で、放置するとただの空き地状態に。今回は、庭を継続してキレイにするコツを紹介します。

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庭作りのコツ

庭のお手入れ方法の前に、お手入れを簡単にする庭作りをお伝えします。

1.手間のかからない植物を選ぶ

シンボルツリーを植える方も多いでしょう。家族とともに木が成長していく過程を見るのは、楽しいものです。

まずは自身の庭の環境をチェック。日当たり・風通し・気候風土などです。北陸地方は寒冷地なので、寒さに強い木を選ぶことも必要です。そして、手間のかからない木を選ぶこと。落葉樹は掃除が大変なので、常緑樹を選びましょう。素人でもしばらく練習したら刈込ができる、ツツジ・サツキ・コニファー・シラカシ・ソヨゴなどが、おススメです。

花も、水を毎日やるくらいで、雨にも日光にも強いものを植えると、少しの手間で毎日きれいな花が見られます。

2.砂利を敷く

砂利を敷くと、雑草対策だけでなく防犯対策にもなります。

素人でも簡単に敷け、様々な色や種類のものが売っているので、アクセントをつけるのに人気のアイテムです。音が出る防犯用もあります。

その前に必要なのが、「防草シート」。事前に土を平らにならしたり、大きめの石を取り除いてからシート→砂利の順で敷きます。時間が経つと隙間から生えきてしまいますが、敷かないのに比べ手入れがグンと楽になります。

3.人工芝を敷く

「人工」というと抵抗を感じるかもしれませんが、最近は商品開発が進み、自然の芝の手触りを変わらないものも出てきました。

天然芝は確かに美しいですが、手入れには時間と手間がかかります。ですので、手入れが苦手また時間がない方に、人工芝はおススメなのです。使用上のメリットとして、薬品や摩擦に強い、吸水性に優れている、雑草が生えにくいなどが挙げられます。対して、7~10年が寿命で敷き直しが必要ですが、かかる手間と費用は天然芝に比べて少ないです。

敷く前は、砂利と同じように「防草シート」が必要ですが、それを利用すると砂利と人口芝の併用も可能です。
また、子どもがいたりゴルフなどスポーツの練習をしたい方にも、喜ばれています。

庭掃除のコツ

お手入れ簡単な庭にしても、やはり日々のお手入れは必要。次に庭掃除の基本をお伝えします。

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1.ベストシーズンと時間帯

植物が生育を始め、害虫が動き出す前の2月が適しているといわれていますが、雪深い北陸では不可能。でも、これを念頭に置いて雪解けの時期に、少しずつ取り掛かるようにしましょう。初夏になると、雑草もドンドン成長してしまいます。

作業は1日の間で一番涼しい午前中もしくは夕方で、風のない曇りの日に。13:00前後の太陽が一番高い時間帯は、熱中症になるので極力避けましょう。草むしりは、雨が降った翌日が、土や柔らかくなり抜きやすいです。

2.作業時の服装

基本は長袖・長ズボンに帽子。長靴・マスク・軍手やゴム手袋があれば、なおよいでしょう。日差しと虫から身体を守ります。なるべく肌を出さず、出る部分には日焼け止めと虫よけスプレーでしっかりガード。
最近はガーデニング用のウェアも機能的でおしゃれなので、お気に入りのものを揃えて気分を盛り上げましょう。

3.何から手を付けよう……。

普段からあまり手入れをしていないと、「さあやろう!」となっても、何から手を付けよう……と、途方に暮れることに。
まずは置きっぱなしの植木鉢など不用品や枯葉・枯枝などを片づけてから、避けては通れない草むしりをしましょう。続けるコツは、毎日の水やりのときに少しずつ行うことです。

コツを抑えて、少しの手間の継続で、気が付いたらいつも庭はキレイ!となったらうれしいですね。