【住まいの危険対策】在宅中に増える家の侵入窃盗被害「居空き」の理由と対策方法
在宅中でも侵入される「居空き」が増加中
最近の侵入窃盗犯罪は、警察に届けられた件数だけで全国で20万を超えています。
このうち、住宅を対象とした犯罪が全体の約60%を占めているのですが、なかでも最近増えているのが、居住者が日中に昼寝や食事などをしているスキに侵入して金品を盗む「居空き(いあき)」です。
侵入窃盗に遭いやすいのは居住者が寝静まった夜だと思われがちなのですが、実は日中のほうが侵入被害に遭う危険性が高いのです。
日中の犯罪「居空き」が増えている背景とは
- 日中は主婦が一人で住まいにいることも多い
- 防犯ブザーが切ってあったり、どこかのカギが開いていたりすることが多い等
- スキが多い
そのため狙われやすいのです。
また、特に居空きの場合、侵入者は居住者と鉢合わせたとたんに居直り強盗になる可能性が高いので、空き巣以上に危険だともいえます。未然に防ぐよう、日ごろからの注意が大切です。
侵入窃盗犯のターゲットになりやすい家の特長は?
では、いったいどのような家が侵入窃盗犯のターゲットにされやすいかというと、それは居住者の心掛けひとつで変わるものなのです。
例えば、ポストのなかを数日間整理しないでおいておくと、新聞やチラシがたまってしまいます。すると「この家は留守だろうから侵入しやすい」と判断され、狙われやすくなるのです。
同様に、玄関先が散らかっていたり、壁の落書きがそのままだったりする場合も、侵入窃盗犯に「この家は狙いやすい」と思わせることになります。
手入れの行き届いていない場所は「ここなら狙っても見つかりにくいだろう」という印象を侵入者に与えてしまいます。
狙われやすい「手入れの行き届いていない家」を解決するには
このようなスキを与えないためには、侵入窃盗犯が「近づきにくい雰囲気」を作ることが大切です。
例えば、
- 庭先をきれいに手入れする
- 壁の落書きはすぐに消す
- 洗濯物をいつまでも出しっぱなしにしない等です。
家のすみずみまで目が行き届いていることがわかるよう、メンテナンスをきちんと行っておくことが、防犯対策の基本です。
「この家は押し入るスキがなさそう」「ここを狙ったらすぐに通報されそうだ」という雰囲気作りから、住まいの防犯対策を始めてみてはいかがでしょう。
近隣とのコミュニケーション不足が招く犯罪も
また、ご近所同士で挨拶をしてコミュニケーションを深める、地域で持ち回りで防犯パトロールを行ったりといった取り組みに参加するのも重要です。
特に新しい団地では近隣とのコミュニケーションが希薄になりやすいと思いますが、そうなると、不審者の侵入になかなか気づくことができなくなってしまいます。当社、住まいるオスカーでもセンサー付照明、セキュリティシステム等の防犯アイテムは揃えておりますが、何より強力な対策となるのは、しっかりとした近隣のコミュニティ。
見慣れない人がいても「どちらをお探しですか?」などと声をかける意識が地域に浸透していれば、不審者には近寄りがたい場所だと認識されるようになります。
目を見て挨拶をするだけでも効果はありますから、さっそくご近所の方と実践していただきたいですね!