家の大敵シロアリ!シロアリとクロアリの特徴、アリがいるかを自分で見分ける方法
住宅の大敵には、雨漏りなどの構造的な問題によるものがありますが、それとは別に外的な要因の1つとして「シロアリ被害」があります。
意外と多い家のシロアリ被害
浴室リフォームなどの工事の際に、旧い浴室を解体するとかなりの確率で「シロアリ被害」に合っている現場があります。シロアリに建物を食べられてしまうと、構造躯体そのものにも影響があることが多く、修理には多大な費用が必要となってしまいます。
リフォーム会社でリフォームを担当しているものとして、今回は「シロアリ」についてお伝えします。
シロアリだけではない。羽がついたアリを紹介
「シロアリ」と「クロアリ」の違いを知ろう
シロアリが、新しい巣を作り始める時には、旧い巣からの移動に羽根のある「羽アリ」が発生します。その羽アリが家の中や庭などで見受けられるようになったら「シロアリの巣」が近くにある可能性があります。
ただ、「クロアリ」も新しい巣作りのために「羽アリ」となって移動するので、シロアリなのか黒アリなのか見分けましょう。
黒アリも家の中にまでいるようでしたら退治する必要がありますが、クロアリはホームセンターなどに売っている「アリの巣ころり」などの殺虫剤を置いておけば、働きアリが勝手に巣に運び、巣ごと退治できます。
話は「シロアリ」にもどしますが、シロアリの見分け方や特徴を表にしておきましたので、ぜひご覧になってください。
日本にシロアリは20種類もいる?!
表の中にある「アメリカカンザイシロアリ」は、他のシロアリと違って湿気が無い木材を食べるのと蟻道を作らないので、見つけるのがなかなか難しいアリです。
北陸の方では、輸入家具の中に発見されたことがありますが大々的な発生事例はありません。駆除の方法としては、家を丸ごと密閉して殺虫駆除するしかないので、もし近所でそのような作業がされていたらアメリカカンザイシロアリの駆除をしていると言えます。
シロアリは被害にあってしまうと、住まいの修理に大きな費用が掛かってしまうので、未然に防ぐことが大事です。
床下調査をする前に、シロアリの有り無しを自分で見分ける方法
そこで、自分でもできるシロアリの点検方法についてご紹介したいと思います。
まずは、床下に潜る前に、家の中から点検してみましょう。
- 柱が下がっていたり、棟や軒の稜線が歪んでいる
- ふすまや扉の立てつけが悪くなっている
- 基礎コンクリートや土台に、蟻道が作られている(写真は床下ですが、基礎の外側に蟻道がある場合もあります)
- 木材の割れ目や継ぎ目に、シロアリの排出物や土でできた蟻土ができている
- 柱にシロアリの食痕がある
- 壁や柱を叩いたときに空洞音がする
- 家の中や家の周囲で羽アリを見つけた
画像:床下に出来た蟻道
これらのうち、ひとつでも当てはまれば、シロアリに侵されている可能性があるので、実際に床下に入っての点検となります。
シロアリ点検を無料でやってくれるリフォーム会社もあるのでぜひ相談してみて下さい。
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