芝生の上手な管理方法。芝刈り、肥料、目土、水やりのポイント
芝生のお手入れは芝刈り、肥料、目土、水やりから
お手入れ表
芝生の管理は大変ですが、管理された芝生はとても気持ちが良いものです。
芝生にかかわらず、植物は手間をかければかけるほどしっかり答えてくれます。
下記は一般的な芝生の管理についての年間表です。
芝刈り
この作業が芝生管理の最も基本的で重要な管理作業です。
芝刈りを定期的にすることで綺麗な芝生を保てます。背の高い芝と低い芝は別の作業が必要になります。
背の高い芝の場合
刈り高さは3cmを目処に5cmを超えないように刈ります。
もし芝刈りが遅れ、葉が伸びすぎてしまった場合は、一気に元の高さまで刈らずに、1~2cmくらいづつ徐々に刈り高さを下げていきます。一気に刈ってしまうと、軸を刈る事になり、スカスカの芝になってしまいます。
元に戻すのにとても苦労しますし、最悪の場合、芝生の張替をしなければならないこともあります。
背の低い芝の場合
こまめな芝刈りをしましょう。茎の手前で刈るようにしましょう。
そうする事で、低いところで何度も刈られる為、強く太い、多くの芝が生えます。
エアレーション
芝生を活性化する為の更新作業のひとつに「エアレーション」があります。
地面に穴を開けて地中に空気を与える事で、成長も活性化し、土中の微生物の働きも活性化させたり、根を切る事で根の発育が刺激され元気にもなります。
施肥
肥料は基本的に春から秋にかけての成長期に施します。
土壌や芝生の状況によりますが、暖効性の有機質肥料と即効性の化学肥料を使い分けましょう。
化学肥料には顆粒や液状など様々な種類がありますが、肥料3要素の窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)を8-8-8と表記してあるものがよいでしょう。
目土
芝生の生育が部分的に悪くなり、凹んでしまうところが出来ることがあります。そのような時には、低いところに目土を入れて凸凹を修正するのがよいです。
芝生表面に細かく振るった土をかけ、板切れ等ですり込むようにします。
水やり
芝生は過湿を嫌いますが、乾燥しすぎても生育が衰えます。季節別に見ていきましょう。
- 春 水やりの必要はありません
- 梅雨 必要はありませんが、空梅雨で晴天が続く場合は、様子をみて与えます
- 夏 毎日水を与えましょう!(少量を頻繁に与えるのではなく、たっぷり与えて、地面に水をしみ込ませましょう)
- 秋 気温も下がり、芝生を落ち着かせる時期でもあるので様子をみて与えましょう
※夏の水やりは、表面が濡れる程度の水やりを繰り返すと、芝の根が水を求めて地表近くの浅い部分にしか伸びないので、ちょっとした乾燥にも弱くなってしまします。葉が細く丸まって黒ずんできたら、水不足のサインです。